和室は洋間に比べると段差が少ないので、高齢者やお子様も転倒がしにくいですし、優しい採光が魅力なので、注文住宅を建てている人は一室や2室は設置している人が多いです。従来の畳や障子、襖などを使用しているご家庭も多いですが、和風モダンなインテリアにしたい場合は、デザイン性の高い琉球畳を設置したり、アジアンや北欧テイストの照明器具や家具を設置している人も増えています。アジアンや北欧テイストの照明器具や、家具は日本の和室とも相性が良いので、購入をしている人が増加しています。
間取りや家族構成の関係から、和室を寝室にしているご家庭は少なくありません。布団を敷いて眠っているときは特に問題を感じることはありませんが、様々な理由からベッドで眠ることになったときは、細かな点に注意をすることが大切です。特に気を付けたいポイントは、畳のへこみを防ぐことです。じゅうたんやカーペットを敷くことで畳のへこみ対策ができますが、カビやダニが発生しやすくなると言われています。そこで注目したいのが、ベッドの脚の部分に専用のカバーを取り付ける方法です。
和室の窓と言いますと障子があるわけですが紙のものなんて、と思うかもしれませんが、基本的には日本の風土にかなりあっているものであると言えます。室内の温度を外に逃がす事無く光を取り入れることができるという点においてかなり優秀なものでもあります。割と歴史があるものであり、平安時代などにはすでにあったといわれているのですが一般人まで普及したともなりますとさすがに時代がかなり下がることになります。和室の窓ですが最近では当然ガラス貼りということも増えていますし、和室に洋室風のものを取り入れるということもそんなに珍しいことではなくなっていますから必ずしも障子であることもなくなっていますから、やはり雰囲気としてはそれが最高です。
和室をデザインするときに一番重視する部分として、居心地が良くなるようにすることです。そして、基本的には昔ながらの畳を使うことによって和やかな雰囲気を醸し出すことができます。そこで、現在では昔ながらの一帖の畳だけでなく、正方形や色違いがあり好みに合わせて組み合わせることも可能です。もちろん、全部に敷き詰めるのではなくワンポイントとして使うのも良いです。それによって、より理想の雰囲気を作り出すことに繋がります。